【東郷町立諸輪小】「わたしはこう考えます!」— 全校道徳授業一斉公開 —
- 公開日
- 2015/12/04
- 更新日
- 2015/12/04
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
本校では、「心豊かな児童の育成」を目指し、言語活動の工夫を通して学習指導の充実を図る自主研究に全教員で取り組んでいます。「道徳の教科化に対応できる授業や評価の在り方について研修を進める」ことは、今年度の重点目標の一つです。
11月6日(金曜)、どの学級も1時間、道徳の授業を公開しました。題材は「明るい心」や「私たちの道徳」に掲載されている教材に限りませんでした。子どもの実態に応じ、「ペットの命は誰のもの?」「アンパンマンの心とは?」など多岐にわたりました。どれも子どもたちにとって身近な存在を新たな視点で考えさせるものでした。また、座席をコの字型に並べ替え、対面式で話し合わせたり、カラーコップや赤白帽子で学級全員の反応を即時に伝えさせたりするものなど、手立ての工夫をする担任も多く見られました。
ある学級では、数年前話題となった新聞広告「ボクのおとうさんは、桃太郎というやつに殺されました。」を題材に、「桃太郎」と「鬼」双方の立場で話し合いました。はじめは、多くの子が「悪い鬼は退治されても当然」と考えていた中、新聞広告の提示で心が揺れ動き、「子鬼が可愛想」、「鬼は悪くない」などの意見が出されました。自分の考えを発表したり、手元のカラーコップでその時点での考えを示したりして、「正義」について考え直しました。
学校全体では8割以上、中には全保護者の参観をいただいた学級もあり、本校の道徳の授業への取組や、道徳の時間での子どもたちの姿を知っていただくよい機会とすることができました。