【みよし市立三好丘中】中学生と赤ちゃんとのふれあい体験
- 公開日
- 2015/12/02
- 更新日
- 2015/12/02
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
活動のねらい
○赤ちゃんとその母親とのふれあいを通して、生徒が子育ての喜びや命の尊さを実感することができる。
○体験活動を通して、生徒自身が今まで受けてきた親への愛情に対し、感謝の気持ちを再認識できる。
○体験活動を通して、生徒が次世代の子育ての担い手としての自覚をもつことができる。
生徒の実態
中学校3年生の生徒を対象に体験を行ったが、生徒は全体的に明るい生徒が多い。ただ、自分のことを中心に行動する生徒が多く、気遣いや優しい気持ちをもっていても、行動として表せないことがあった。親への感謝の気持ちはあるものの、素直になれない時期でもあるので、この体験を通して感謝の気持ちも育てていきたいと思い、体験を行った。
体験では、1時間で赤ちゃんを抱っこさせていただくことや、赤ちゃんを育てる上で大変なことや質問してみたいことをお母さん方に聞いていくことを行った。保護者ボランティアの方にも協力していただいて、安全に行うことができた。生徒たちも赤ちゃんを抱っこする機会はなかなかないので、様々なことを感じたり学んだりすることができた。赤ちゃんを初めて抱っこするときの不安な表情や、抱っこできたときの安堵の気持ちや喜びのような気持ちなどから、貴重な経験になったように感じた。
活動後の体験を行ってみての生徒の感想には、
・赤ちゃんは何でも口に入れるので常に赤ちゃんに目を向けて家事をこなしているお母さんはすごいと思った。
・お母さんたちは表情や行動から赤ちゃんがどうしたいのかを判断できてすごいと思った。
・抱っこしたときにとても温かくて、笑顔になってくれたときは私も心があったかくなって本当に嬉しかった。
・赤ちゃんを育てるのは大変だと実感し、親への感謝の気持ちを大切にしようと思った。
などの感想を書いていた。一方、参加していただいたお母さんの感想には、
・中学生の率直な反応に感動した。
・生徒の皆さんが臆することなく子どもにさわってくれたり、話しかけてくださったり、こんな風に育ったらいいなと思った。
・上手に抱っこしてくれた。みんな笑顔で抱っこしてくれてうれしかった。
・生徒さんがていねいに大事に赤ちゃんにふれあってくれてとても良かった。
など、前向きな意見を多くいただけた。生徒たちも「命の大切さ」やお母さんたちの愛情を感じ、とても良い経験となった。次年度も今回の反省を活かし、よりよい心の教育推進活動として継続して取り組んで行きたい。