【知立市立知立小】個人情報って大切!
- 公開日
- 2016/02/22
- 更新日
- 2016/02/22
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
2年生が興味をもつ内容のちらしを公園でもらい、それを全部記入してポストに出すとプレゼントがもらえるという設定の授業を行った。そこには、自分の住所と電話番号、生年月日、家族の名前を書かなければならないことになっている。
子どもたちの反応は、「入れる」8名、「まよう」5名、「入れない」20名に分かれた。「入れる」を選んだ児童の理由は、「欲しいものかもしれない・何か気になる」など。「まよう」を選んだ児童の理由は、「プレゼントが何か分からない・答えが間違えているかもしれない」など。「入れない」を選んだ児童の理由の中にも、「要らないものかもしれない・必ずしもプレゼントがもらえるとは限らない」といったものがあった。どれも自分の個人情報が悪用されるかもしれないという不安を感じていなかった。
「入れない」と答えた児童の「本当は怖い人で、家に来たら怖い」「電話がかかってきて、一人だったら怖い」「殺されるかもしれない」「もらっても家に持って帰って、家の人に相談する」などの理由を聞いているうちに、前述の児童たちの気持ちが変わっていった。「最初はすぐに入れようと思ってたけど、家の人に相談してからにしようと思う。いい人か悪い人か見分けるのは難しいので、気を付けようと思う」といった意見が増えてきた。子どもたちが、これまで余り意識していなかった個人情報は、とても大切なものであることを覚えておいてほしいと願う。
そして、どうしたらよいか、立ち止まって考えたり、大人に相談したりできるようになってほしい。
個人情報を守るために、自分ができることを、これからも意識していってほしいと思う。