モラルBOX日記

【津島市立南小】「ふれあい・招待給食」 —天王川荘のお年寄りの方々とともに—

公開日
2015/12/14
更新日
2015/12/14

ちょっといい話

本校では、『会食やふれあいを通して、お年寄りを尊敬し、やさしく接しようとする気持ちを育てる』ことをねらいとして、毎年11月に天王川荘のお年寄りを給食に招いています。本年度は11月25日に行いました。
 天王川荘は、本校から徒歩15分ほどのところに位置します。春には、毎年、1年生が遠足に行く途中に立ち寄って、あいさつをしたり歌を歌ったりします。僅か10分ほどのことですが、お年寄りの方々は、一人一人にお菓子を用意して訪問を心待ちにしてくださっています。
11月の給食会には、各学年2名の方を招きます。学年の中で、招待状づくり、会食、持ち帰っていただくプレゼントづくりを分担し、当日に向けての準備をしました。
 招待状には当日の献立やメッセージを記して、折り紙で飾ったり、絵や模様を描いたりしてきれいに仕上げました。これらを給食委員会の児童が天王川荘へ届けます。天王川荘の集会室で、リコーダーの演奏等を行った後、招待者一人一人に招待状を手渡しました。給食会にみえない方々も集まり、みなさん終始笑顔でその様子を見守ってくださいました。
プレゼントは、全て手づくりです。首飾りや王冠、クリスマスツリー、花束等、学年の発達段階に応じた心づくしの品を用意しました。
当日は、簡単に教室を飾って雰囲気作りをし、自己紹介をしたり質問をしたりして和気あいあいと給食を食べることができました。児童が、さり気なくお年寄りの牛乳のキャップを取っている姿も見られました。会食後は計画した出し物を披露して、児童もお年寄りも楽しく過ごしました。そして、最後にプレゼントを渡して会を閉じます。
 来校されたお年寄りの方々は、みなさん“来年もぜひ訪ねたい”とうれしそうに帰られました。核家族、少人数家族が増えている昨今、このような会は、児童にとって良い経験になるのではないかと思います。