【豊橋市立羽田中】 学校全体で取り組む電子メディアとの付き合い方
- 公開日
- 2016/03/17
- 更新日
- 2016/03/17
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では,学習情報部・生徒指導部と連携しながら,電子メディアとの付き合い方の指導を計画的に行っている。学習情報部からは4月当初に出された年間計画に基づき,月に1度,朝の読書の時間を情報モラル教育に切り替えて行うようにした。具体的には,各教室にて「ネット社会の歩き方」を視聴し,振り返りを「マイノート」に書くという流れである。マイノートとは,道徳の時間や学校行事,定期テスト等の振り返りに使用していて,様々な場面での生徒の心の動きが分かるようになっている。2年生では,10月28日に「ネットで悪口は要注意」を視聴した。生徒からは,「ラインやSNSだと仲の良い友達ばかりなので,ついいろいろなことを話してしまう。面と向かっては言えないことも,ラインだとしゃべってしまうので注意しないといけない。」という感想が多く見られた。
道徳の時間では,1,2年生は12月に,3年生は10月にそれぞれ情報モラルに関する内容を取り上げた。その月には保護者会もあり,電子メディアとの付き合い方について保護者にも協力をお願いするようにしている。
生徒指導部では,ネット社会で賢い使い手になってほしいと学校保健委員会を中心に取り組んでいる。26年度には,豊橋市の約束「友達との通話などは夜9時までにします」について全校で意見交換をした。反対派優勢の中「通話相手の迷惑になっていないか」という発言をきっかけに,全校で約束に取り組み,「自分のことだけでなく相手のことを考える1週間になった。」と,約束の良さを実感できた。27年度には『電子メディアとのつきあい方ガイドブック』を発行,電子メディア機器の二面性を考える一方,身近なトラブルを具体的に挙げ「友達の動画は個人情報なので勝手に使わない。自分の写真や動画も勝手に撮らせない。」などの対策も示している。