モラルBOX日記

【弥富市立弥富中】毎日健やかに登下校するために

公開日
2016/01/14
更新日
2016/01/14

ちょっといい話

「はい、横断OK」「さようなら〜」
 弥富中学校の一斉下校は、とても賑やかな声が響いています。
 それもそのはず。自転車小屋では、生徒が自転車に学生カバンをくくりつけて下校の準備をしています。各学年の先生たちが、「さあ、早く帰るぞ〜!」「さようなら!」と声をかけています。
 校門では、戦後の復興をめざす昔の日本のような風景が!たくさんの自転車が校門前に並んでいます。各学年主任の先生たちが、前の道路の車が行きすぎるのを待ちながら、安全に渡れるように指示しています。と同時に、職員駐車場の前では、養護教諭がお迎えの車の出入りを見ながら、生徒に声をかけています。
 さらに先の道路を見ると、すでに道路を渡った何十台もの自転車が長ーく連なっています。まるで蟻の行列のようです。
 職員駐車場から、何人もの先生が各自の持ち場のポイントに、下校指導に出かけていきます。
 弥富中学校では毎日このような下校風景が繰り広げられています。全生徒に自転車通学が認められているということは、一番学校から家が遠い生徒で、自転車で1時間近くもかかる校区の広い本校にとってはとてもありがたいことです。
 しかし、交通事故に遭う確率も多くなります。今年度も幸い命に関わるような事故にはなっていませんが、車との接触など何件かの交通事故が報告されています。
 最近は、自転車が被害者だけでなく、加害者になるケースも多いそうです。自分自身の身を守ることもさることながら、公道を使う他の人にも気を遣う思いやりの心をもって欲しいと願っています。
 PTAの取り組みとして、全世帯の保護者が年に1回、自動車の往来の激しい交差点に立っていただいて生徒の登校を見守っていただいたり、元気なあいさつができるように声をかけてくださったりしています。
 こうして弥富中学校の生徒は、いろんな人たちの温かい眼差しに見守られながら、毎日健やかに登校しています。