モラルBOX日記

【豊田市立平和小】発達段階に合わせた情報モラル教育への取組

公開日
2016/02/02
更新日
2016/02/02

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

本校では、情報モラル強調月間を設定し、全学年で同じ時期に情報モラル教育に取り組みました。
<低学年の取組>
 「事例で学ぶネットモラル」(広島教販)の『人の作品を大切にする』や『ルールやマナーを守る』について学びました。さらに、学年通信を通して保護者にも知らせ、情報機器を利用することが多い家庭においても、「わが家のルール」を話し合うように啓発し、親子で情報モラルの理解を深める機会としました。
<中学年の取組>
 メールで遊びの約束をした時、「いいよ」という返事が誤解を招いたという話から、文字だけで伝える難しさを考え、どうすれば誤解されずにすんだのか、文字だけで伝えるときにはどんなことに気をつければよいのかを話し合いました。児童の授業感想を見ると、
 ・見直して相手にちゃんと伝わるか、確認してからメールを送るようにしたら伝わる。
 ・勘違いされない言葉でメールを打つ。断るときには「ごめんね」も打つ。
など、受け取る相手の立場になって考え、相手に正しく伝える工夫について考えを深めました。
<高学年の取組>
インターネットにつながっているタブレット、スマホ、携帯ゲーム機、パソコンなどは、児童の身近な機器として存在しています。そこで、インターネットの使い方について、教師自作の教材を使って「LINE」の事例を中心にSNSでの利点や問題点を取り上げ、インターネットを正しく使うということはどういうことかを考えました。児童は、「有料サイト・怪しいサイトを開かない」や「親に使ってもいいかを聞いてから使う」という意識を高め、「私はLINEをよく使うので気をつけたい」と、授業で学んだ知識をこれからの情報活用に生かそうとする態度を育てました。