【日進市立北小】 縦割り班の活動
- 公開日
- 2016/02/01
- 更新日
- 2016/02/01
ちょっといい話
本校では、学校生活の中で異年齢の集団「縦割り班」で活動をする機会があります。前期・後期でメンバーは変わりますが、年齢の違いによる相互の助け合いや年齢に応じた役割を経験させる縦割り班の活動は、本校の特色ある教育活動の一つです。ここでは、「清掃活動」と「なかよし遊び」を紹介します。
「ぼくが、ここに砂を集めるから、ちりとりで取ってね。」
「モップってどうやってしぼるの?」
「ここをもって、足でペダルを踏みながら…こうしてやるんだよ。」
と、毎日の清掃活動では、自然に上学年と下学年の関わりが生まれています。上学年が下学年に、掃除の仕方や道具の使い方を優しく声掛けしながら身振り手振りで教えている光景はとてもほほえましく思います。下学年もあこがれる気持ちをもつとともに、上学年の人たちの様子をまねしながら成長していきます。教師にとっても、縦割り班の清掃活動は、自然に異学年児童の顔や名前、行動の特性等を知る機会となり、多くの児童の良さや課題について共通理解して指導するよい機会にもなっています。
また、学期に一回、清掃活動の縦割り班で遊ぶ児童集会「なかよし遊び」があります。体育館に縦割り班ごとに集まり、クイズやゲームなどを通して学年を超えて楽しい交流が生まれています。少々緊張気味の下学年児童に、上学年児童が、「みんな丸くなってすわって。」「1年生から好きなものを選んでいいよ。」と班の中心となって声掛けするなど、下学年の児童を思いやる態度が感じられます。互いのことが分かってくると、名前と顔を覚え、1年生と6年生が「おはよう」と互いに挨拶を交わしたり、休み時間に遊んだりする光景も見られるようになりました。
縦割り班でのトラブルももちろんありますが、そのつど反省を繰り返しながら学習し、よりよい生き方や人との関わり方を学んでいく機会にしていけるよう、これからも、縦割り班の活動を大切にし、子どもたちの成長を応援していきたいと思います。