モラルBOX日記

【江南市立門弟山小】伝承あそび(群れ遊び)で心をつなぐ

公開日
2016/02/01
更新日
2016/02/01

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 子どもが外で遊ばなくなり、発達に応じた遊びや体験が少ない、コミュニケーションがとれない子が増えたことが問題となっています。そのような子どもたちにとって、子ども同士の「伝承あそび(群れ遊び)」などの交流が有効であるとの文部科学省実施のスクールミーティングでの意見を受け、体力の向上も期待できることから、学習指導要領の体育科の内容にも「伝承あそび」が入りました。この活動(伝承遊び)では、仲間との連携が大切で、相手の動きを見ながら創造的に行動することが可能で、協力しながら助けたり助けられたりをゲームの中で自然に体験します。本校の子どもたちも群れ遊びの経験が少ない児童が多くいたので、3年生では「母艦水雷」や「Sケン」といった伝承あそびを広げています。これらの活動の最大の特徴は、全ての子どもが必要とされ大事にされるところにあります。一体感の中で勝ち負けが決まり、負けても誰のせいということもありません。また、夢中になれる活動なので、運動量が多くなり、体力が向上します。さらに教室ではなかなか見られない一人一人の持ち味が出て、よりお互いのことを知る機会となり、仲が深まる場面が多く見られています。