モラルBOX日記

【豊田市立追分小】爽やかに、そして感謝を込めて−道路横断挨拶ー

公開日
2016/03/16
更新日
2016/03/16

ちょっといい話

 本校は、国道153号線と県道—足助岡崎線が交差し、朝から交通量の多い追分交差点のすぐ近くに校舎が建っている。そのため、通学班によっては国道153号線の狭い歩道を使って登下校している。
 平成15年に当時2年生の児童が大きな交通事故にあってからは、登下校時に子どもたちはヘルメットを着用し、国道や交差点を横断するときには、笛を吹いて横断していることを知らせるようになった。さらに横断後には停車していただいた車に対して「ありがとうございました」と運転者に聞こえるように大きな声でお礼の挨拶をし、お辞儀をしている。朝や夕の通勤や仕事で急いでいる時間帯で、車の運転者も停車するのは気分的にいら立つものだが、子どもたちが挨拶したときにはほほえみが見られる場合が多く、とても和やかで気持ちのいい瞬間である。
 特に追分の交差点は、歩車分離型の押しボタン方式の信号で時間も30秒近くあり、車の運転者にとっては「えっ!ここで停められるの!?」と感じてしまうところである。しかし、子どもたちの「ありがとうございました」の声で、一瞬で気分が変わり、思わず笑顔になってしまうのである。また子どもたちは、校外学習や下校後遊びに行く場合にも他の交差点や横断歩道を使ったときも「ありがとうございました」の挨拶を欠かさず行っている。道路を横断した際に、追分の子が行う習慣として定着している「さわやか挨拶」である。