【豊橋市立南部中】 いのちをいただく
- 公開日
- 2016/02/22
- 更新日
- 2016/02/22
ちょっといい話
【豊橋市立南部中学校】 「いのちをいただく」
(1)扱った内容
道徳3−(1)生命尊重
(2)授業の様子
2年生で、絵本「いのちをいただく」を活用した授業を行った。私たちのいのちは多くのいのちに支えられているということに気付き、改めていのちの大切さについて考えを深めることをねらいとした。まず、牛の解体の仕事をする坂本さんの仕事について触れ、どうしていやになってしまうのか、明日の仕事は休もうと思っているのかを考えた。そして、自らの手でみいちゃん(牛)のいのちを閉じようと決心した坂本さんの気持ちに迫ることで、坂本さんの心の葛藤(かっとう)に気付かせていった。「自分がやるしかないと決心するまでどんなことを考えたのだろう。」の問いかけに、生徒たちは、やめたいけれど…、嫌だけれど…と悩む気持ちの先に、自分がやるしかない、自分にしかできないという大きな決心があったことを話合いの中で感じ取っていった。当たり前のように口にしている食べ物全てにいのちがあり、どう「いただいていく」のかを考える一歩となった。
(3)生徒の感想
・複雑な思いで仕事をしてくれて肉が食べられるから、感謝しないといけないと思った。育てている人、いのちを閉じている人の気持ちを考えていきたい。
・自分たちのために死んでくれた牛たちを、好き嫌いで残すことは牛にも食肉加工センターの人にも失礼だと思った。だから、食べ物は粗末にしてはいけないと思った。
・自分はいつも食べ物を残してしまっていたけれど、この話を聞いて、もっと給食なども大切に食べようと思った。