【東海市立横須賀小】ペア活動を通して,思いやりの心,態度を学ぶ
- 公開日
- 2016/02/24
- 更新日
- 2016/02/24
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
東海市立横須賀小学校では,異学年交流を図るため,ペア学年,ペア学級,ペア児童を決めて一年を通して活動をしています。高学年による読み聞かせをする「ペア読書」では,低学年の子のために,本を選んで隣に寄り添って読んであげます。給食を一緒に食べる「ペア給食」では,クラスの半数が2クラス間を移動してペア児童同士で仲良く食事をします。レクリエーションをするときは,高学年の児童がどんな遊びをするのかを企画し,司会進行役を決め,低学年の子たちとどんな遊びをしようかと意見を出し合って決めていきます。また,今年度から歯磨き指導の授業を1年生と6年生が合同で受講し,歯科衛生士の指導の下,6年生が1年生の歯を丁寧に磨いてあげるという活動を取り入れました。6年生は「じっとしててね。」など,優しく声を掛けながら,磨いてあげました。始めは少し心配そうだった1年生は,優しく声を掛けながら磨いてくれる6年生の様子に安心していった様子で,6年生に身を任せて磨いてもらいました。1年生からは「優しく磨いてもらってうれしかった。」と多くの子の喜ぶ声が聞こえてきました。6年生からは,「最初はちょっと恥ずかしかったけど,しっかり磨いて仕上げることができてよかった。」と満足そうな感想が見られました。
また,本校では,花を育てる活動に力を入れており,一人一鉢として,卒業式や入学式に飾る鉢を全校児童が育てています。こうした活動でも,ペア活動を取り入れています。苗を植木鉢に植え替えるときに,土を入れたり,肥料を入れたりする作業で高学年が低学年の世話をしながら一緒に自分の鉢植えを作ります。
こうして,異学年交流をすることで,高学年の低学年を思いやる態度が育ちます。また,低学年の児童はそんな高学年の姿を見て「こんなふうになりたい。」という心が育ってきています。
横須賀小学校では,ペア活動を通して,児童の思いやる心,態度を学ぶ活動を続けていきます。