モラルBOX日記

【豊田市立追分小学校】わたしメッセージで伝えよう

公開日
2016/07/07
更新日
2016/07/07

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 6月25日(土)、親業インストラクターを講師に招き、保護者、低学年、中学年、高学年のグループに分かれて学校保健委員会を行いました。内容はコミュニケーションのとり方についてです。

 保護者は、自分の気持ちを伝えるときに主語を「わたし」にすることで、相手の気持ちを認めながら自分の気持ちが伝えられることを学びました。例えば、肯定の意味をもつ「上手だね」という言葉一つでも、「お母さんは上手だと思うよ」と主語を「わたし」にして自分の気持ちを伝えると、相手も認めてもらった安心感に満たされます。こういったロールプレイを通して「わたしメッセージ」の良さを実感できました。保護者からは「今日習った言葉がけは職場でも使えると思った」「『早くしなさい』など、自分の価値で怒っていたので気を付けたい」など感想が出た。親も悩んだり迷ったりしながら精一杯子育てをしていて、各家庭の子育ての悩みも共有することで安心する場もありました。

 一方、子どもたちは、気持ちを表す言葉や気持ちの伝え方、聞き方の学習をしました。本校は小規模校で全校児童は26人。こども園の頃から仲が良いが、慣れている関係のためか、友達に対して言葉が足らず、互いに嫌な思いをしてしまうこともあります。そこで、高学年ではまず、養護教諭による紙芝居から、肯定的な気持ち(ピンク色)も否定的な気持ち(灰色)も大切な自分の気持ちであることを学びました。その後、困っている顔のくまちゃんカードに言葉をかける体験をしました。「表情や態度でも気持ちが分かるので、寂しそうだったり悲しそうだったりしたら声をかけていきたい」「友達にはピンクの言葉をかけられるように、灰色の言葉があふれそうだったら誰かに相談したい」など、感想をもつことができました。