【小牧市立小牧中】ネットいじめは人権侵害
- 公開日
- 2016/10/04
- 更新日
- 2016/10/04
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
『ケンタが転んだところを、ツバサが携帯電話で写真を撮った。ツバサは面白がってその写真を友人のタクミに送った。タクミはケンタを快く思っていなかったため、その写真を他の人にも送った。その後、多くの人の間でケンタの写真がネット上に拡散されていった。それを知ったケンタは学校を休むようになった。さて、どうしよう』
2年生の情報モラル授業の一コマです。面白がって写真を送った者、いじめられた者、相談された担任の先生という3つの立場に分かれ、その後の展開を予想し、意見を出し合いました。
「謝ることはできても、ネットに載った画像は簡単には消せない。一人一人誰が誰に送ったかをたどっていかないと消せない」
「軽い気持ちでやったことが犯罪になってしまう」
「被害者の心の傷は一生消せない」「相手の気持ちを考えた行動をしないといけない」 「ネットいじめは人権侵害」
生徒にとってネット上のマナーとその責任の重大さについて改めて考える機会になりました。
この授業の事前調査として、インターネットにつながる機器に関するアンケートを2年生対象で行いました。スマホを所持している割合は男女ともに約80%、一日の使用時間は3時間以上が44%、持っている機器はスマホ48%、タブレット24%でした。また、ほとんどの家庭では使用時間、使用場所、使用方法など約束ごとを決めていることが分かりました。その集約結果については、保護者懇談会の折に提示し、一緒に考えていただきました。