【知多市立佐布里小】3年生学級活動の「情報 モラル」の授業実践から
- 公開日
- 2016/10/26
- 更新日
- 2016/10/26
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
最近のインターネットを取り巻く環境の変化は、本校の児童にも少なからず影響が出ている。高学年になると自分のスマホや通信機能のあるゲームなどを所有している児童も、年々増加している。それに伴って悪口の書き込みによるトラブルやいじめなども報告されるようになってきた。
そこで、本校でも低学年のうちからインターネットの正しい使い方や、情報モラルについて指導する機会を設けている。本時の学習では、「ネチケットについて学習しよう」という内容で「キッズパトロール」というサイトを使って実施した。最初にインターネットは合い言葉(パスワード)がないとつながらないことを学習した。そして、大事なこととして「簡単に信用にないこと」「人に迷惑をかけないこと」「合い言葉を知らせないこと」「困ったときは家の人や先生に相談すること」を確認した。次に、SNSにアップした内容に非難の言葉が書き込まれたときどうするかをゲームを通して疑似体験した。非難の言葉に反応して返事を送ってしまった児童は、その後、悪口の応酬で炎上していく様子を体験した。この疑似体験を通して「安易に書き込みをしたり、悪口を書いたりすると大変なことになる」ことを学ぶことができた。
その後、学習カードに感想を書き、お互いに意見交換をした。安易にメールを送信してしまうと取り返しのつかないことになることや、インターネットの便利な機能の陰に隠れた怖さを実感していた。3年生でもう既にタブレットPCを個人で持っている児童がいたり、インターネットの動画を見ている児童が多数いる。いろいろなことが低年齢化している昨今、情報モラルについて小さいうちから教えていくことの大切さを痛感した。