【半田市立板山小学校ならわ学園分校】分校の「さわやかさん」たち
- 公開日
- 2017/02/08
- 更新日
- 2017/02/08
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
分校には、どの教室にも「さわやかの木」がある。クラスの子どもと同じ数の枝をもち、子どもたちの成長と共に育つ木だ。各学期初め、まだ、どの木にも葉っぱは1枚もついていないが、子どもたちの学校生活が始まると、ぎっしり文字の書かれた葉っぱが、次々と集まってくる。
「○○くんへ。今日、○○さんが重たい給茶器を持って階段を上がっていたとき、後ろからそっと支えてあげてたね。見ているこっちまでうれしくなったよ。すてきだったなあ。ありがとう。〜〜先生より」
「△△さんへ。英語の時間、恥ずかしがらずに大きな声で、はっきり発音していたね。きっと上達するよ。〜〜先生より」
「□□さんへ。今日、廊下を走っちゃったとき、先生と目が合っただけで気が付いて、自分でやり直しができたね。すごい!〜〜先生より」
葉っぱは、子どもたちの優しさやがんばりを見つけた様々な先生から、担任教師の机上に届く。届いた葉っぱは、各クラスで発表され、枝の台紙につけられる。日常の小さな「すてき」をみんなで見つけて、すかさず伝える。この取組は、葉っぱを贈られた本人だけでなく、それを見聞きした子どもたちにも、賞賛されるべき行動とは何かを知らせ、他の子どもたちのさわやかな言動へとつながっていく。
そして、今、子どもたち自身が、友達の中に「さわやかさん」を見つけ、それを伝えられるようになったことは、大きな収穫である。
分校の「さわやかさん」たちは、今日も育ち合っている。