【豊橋市立鷹丘小】個人情報を守ろう
- 公開日
- 2017/02/23
- 更新日
- 2017/02/23
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
「先生、昨日名札を付けたまま帰っちゃった」「でも、どうして名札を付けたまま帰っちゃいけないの?」こんな会話から、個人情報の大切さや、身の安全を守るために気を付けなければならない態度を養うことを目標に1年生の授業を行いました。
「知らない人に、声をかけられたらどうしますか」の問いに、子どもたちからは、無視をする、逃げる、知らん顔をするなど全員がついて行かないという意見が出ました。「では、『○○くん、お母さんが事故をして病院にいるから急いで行こう』と声掛けされたらどうしますか」という問いには、子どもたちは困惑していました。「家族がけがをしたから心配になってついて行ってしまうかもしれない」「本当かもしれないからついて行くかも」「いや、家に早く帰った方がいい」「学校に戻ればいいんじゃないかな」など意見が分かれました。その中で、一番子どもが悩んだのは、名前を呼ばれたことでした。子どもの中では、知らない人が自分の名前を呼んだことで、『自分を知っている人=安全』と思ってしまうようです。このことから、安易に名前を知られてしまうことは、危険なことに巻き込まれてしまうかもしれない大切な情報であることを知らせました。個人情報の一つに、電話番号も同じと伝えたところ、「家に変な電話がかかってきて、困っているとお母さんが言っていたよ」「個人情報がばれちゃったのかな、怖いな」などの声もありました。
1年生には難しい内容でしたが、授業を通して、子どもたちなりに、個人情報は大切だからこそ守らなければいけないという意識が高まりました。