モラルBOX日記

【愛西市立立田南部小学校福原分校】 「太郎桜2世」初開花!

公開日
2017/07/14
更新日
2017/07/14

ちょっといい話

 校庭の真ん中に樹齢数十年の「太郎桜」とよばれる古い大きな桜の木があります。数年前、樹木医さんから「いつ花が咲かなくなっても不思議ではない」と言われましたが、その後も毎年美しく咲き続けています。
 3年前に児童が『太郎桜」から6m離れた芝生の上で、小さな小さな苗木を見つけました。初め30cmほどだったその苗木は、すくすくと伸び、今では5mにもなります。
 そしてとうとう今年、花を咲かせました。見つけてから4年目の春、見つけた児童が小学校最後の年の春、それに間に合わせるように花を咲かせたのです。6年生になったその児童は、「私がいる間に咲いてくれて本当にうれしかったです。4年生の時も5年生の時も咲かなかったので、花が咲くのはもうあきらめていました。だからとても驚きました。花は「太郎桜」とそっくりで、やっぱり親子なんだなと思いました。」と話してくれました。
 丸3年、期待と失望を織り交ぜながら、踏まれないように風に倒されないように大切に育ててきました。こうして、命が受け継がれていく様子を見守り続けることができ、その感動は深く心に刻まれたことでしょう。「太郎桜2世」を見つめる目が輝いていました。

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