【大府市立大府北中学校】「危険を知り、身を守る」1年生「スマホ教室」を受けて
- 公開日
- 2017/09/12
- 更新日
- 2017/09/12
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
「97%。これは、現在インターネットを利用できる環境にある本校1年生の割合です。」スマホ講座の最初に生活委員会からアンケート結果の発表がありました。この結果から、生徒たちもインターネットを利用することが多い自分の生活の中で、「身を守る術」を学ぶ必要があると感じた様子でした。
縁(ゆかり)エキスパートの方を講師としてお呼びし、中学校1年生を対象に「スマホ教室」を行いました。講座の目的について講師の方が冒頭で「トラブルを避けるために、危険について学ぶ」と話されました。私は、その言葉を聞いて「インターネットに関わる危険とは何か」と改めて考えさせられました。講座の中では、過去に起こったスマートフォンやSNSを中心としたトラブルが写真とともに紹介され、その原因とそれを回避するための方法を教えてくださいました。
「インターネットに関わる危険」については、大人でも知らないことが多くありました。「インターネットに載せた写真は永遠に消えないこと」や「写真からその場所や位置を特定するアプリがあること」などは、とても衝撃的でした。生徒たちも身近にある危険について力強く訴える講師の話を聞いて、真剣に考えていました。
講座を終えて、インターネットやSNS上の会話や画像でのトラブルは、「自分の言動等が人にどのように伝わるのか」という想像を欠いたために起こったものだと感じました。「大勢の人間が見ていること」「データとして残ること」などインターネットの特性の中に「危険」が潜んでいるということです。
ふだん、インターネットを利用する際は、機械の画面の先には様々な考え方や感じ方をもった人間が見ているという、考えてみれば当たり前のことを忘れて、人の気持ちを考えないような使い方や、書き込み等をしたときにトラブルが起きてしまうのです。常にその先にいる誰かのことを考えて行動することが、自分の身を守ることになるのだということを学びました。