【春日井市立藤山台中学校】 ケータイ安全教室
- 公開日
- 2017/10/24
- 更新日
- 2017/10/24
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校は、毎年、中学校に入学したての1年生と希望する保護者を対象に、ケータイ安全教室を開催しています。本年度は、近年のSNSを起因とするトラブルの増加を受け、6月に全学年生徒と希望する保護者を対象に実施しました。
事前に保健委員会が行ったアンケートでは、スマートフォン・携帯電話を所持している生徒の割合が、1年から順に66%、82%、74%となっています。また、タブレットを所持している生徒の割合が、1年から順に32%、36%、47%となっており、SNSを利用している生徒が増えています。その中でトラブルに巻き込まれたり、ゲームや動画の視聴などで夜遅くまで起きていたりと生活指導上の問題が増加していることがわかりました。
本年度も通信事業社から講師を招いて、スマートフォンや携帯電話等の正しい使い方や、SNSでトラブルにならないための方法を教えていただきました。特にトラブルや犯罪に巻き込まれないように、個人情報の特定につながる写真の投稿や、コメントの書き込み方に注意が必要とのことでした。技術の進歩とともに、何げなく撮影、投稿した写真から個人を特定できるという話を聞き、生徒はとても驚いた様子でした。
他にも、SNSを始めとするインターネットの特徴として、世界中に公開される可能性があることや、その情報がいつまでも残り拡散していくことなど、情報化社会の怖い一面を改めて教わりました。
以下は生徒の感想です。
「お話の中で賞状の名前や個人情報がボタン一つで世界中に拡散され、自分の人生を狂わせてしまいかねないということを知り、現代社会におけるインターネットの怖さを痛感しました。
また、インターネットは一度アップロードしてしまうと、半永久的にネット上に残ってしまい、完全に削除することが難しいということも教えていただきました。最近はSNSなどに写真をアップロードすることが多いので、ボタンを押す前に、しっかりと判断する重要性を学ぶことができました。
今回の内容を生かして、今後のインターネットの使い方を考え、安全に楽しく使用していきたいです。」
スマートフォンや携帯電話、タブレットは非常に便利な道具ですが、生徒が使い方を間違えてトラブルになったり巻き込まれたりしないように、学校と家庭が協力して指導していく必要性を強く感じました。