【豊田市立高嶺小学校】 お年玉募金の取組を通して
- 公開日
- 2018/02/28
- 更新日
- 2018/02/28
ちょっといい話
1月に、福祉委員会が「お正月のおこづかいから、困っている友達を救おう」と呼びかけ、お年玉募金を行った。この活動を機に、困難な状況にある人々について知り、進んで手助けしようとする気持ちを育てることができるよう、道徳や学活でも啓発を行った。募金の目的として挙げられた、ネパール・バヌアツなど海外への教育支援や、東日本大震災・熊本地震など国内の被災地への義援活動に関しては、学年に応じて、各地の実情や求められる支援について理解できるよう努めた。
4年生の道徳「カンボジアの子供たちへ」では、簡単な屋根が付いただけの吹きさらしの教室で、一つのベンチにひしめき合って座り、目を輝かせて学ぶカンボジアの子どもたちの様子が胸を打ったようである。「どんな場所でも勉強したい、という強い気持ちを知った」「私たちが、少しのお金や使わなくなった文房具をあげるだけで役に立てると思った」などの感想が見られた。同じ年頃の子どもたちが置かれている状況に対し、温かく手を差し伸べようとする思いが感じ取れた。
3年生の道徳「たすけ合い」では、足の不自由なおばあさんを気にかける「ぼく」の気持ちの変化から、「相手がしてほしいことは何かを考えることが大切なんだ」「何でもしてあげるのではなく、必要な分の手助けをすることが、本当の親切だと思った」などの感想が見られた。どのような支援も、相手を尊重した上で行うことが望ましいということを、学んだようである。
今後も、様々な活動と関連付けながら道徳の授業を実践し、子どもたちの心を育てていきたい。