モラルBOX日記

【豊田市立豊南中学校】豊南中生の心に咲く花

公開日
2018/04/02
更新日
2018/04/02

ちょっといい話

 本校の校歌にも歌われ、シンボルとして受け継がれているバラ。本校創立3年目から栽培され、現在260株を数えるバラ園として親しまれています。このバラを、地域の公共施設に贈る交流活動を始めて30年あまりが経とうとしています。バラは、5月と10月には、花のピークを迎えます。この時期に、学区の交流館の玄関前に「豊南ローズフェスティバル開催中」の看板を置き、多くの地域の方々にも豊南中のバラを見学していただいています。また、生徒と地域の方々やこども園の園児との交流の場となっています。こども園の園児たちは、バラのトンネルをくぐりながら遊び、花びらを袋いっぱいに詰めて、お土産に持って園に戻っていきます。
 委員会活動や清掃の時間、朝ボランティア活動で、生徒と教職員がバラ園の除草作業などの日常的な環境整備を行っています。交流委員会が行った地域の公共施設への花束の贈呈では、「毎年、豊南中生からバラをもらうのを楽しみにしている」という声をいただいており、地域と生徒がかかわる恒例の行事として意義ある活動になっています。もちろん、教室の花瓶には、バラの花を欠かすことはありません。
 1年生の技術・家庭科の学習では、生物育成分野の教材として「バラの挿し木」を取り上げ、実習を行っています。12月まで学校で世話をして、家庭に持ち帰ります。1年生は、夏休み中のバラ園の灌水当番も担当しています。
 心をつなぎ、地域をつなぐバラ園。卒業生の結婚式で、新郎新婦の「思い出の校庭」として二人の門出を祝福したというエピソードも。時代が移り変わっても、ずっと変わらない、凛(りん)と咲き誇る姿を、豊南中生のはつらつとした姿に重ねて、これからも受け継いでいきます。

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