【豊田市立竜神中学校】「学び合いを通して自らの考えをもち、他の人とのかかわり方について考えを深めることができる生徒の育成」
- 公開日
- 2018/04/02
- 更新日
- 2018/04/02
ちょっといい話
今年度、本校では「学び合いを通して自らの考えをもち、他の人とのかかわり方について考えを深めることができる生徒の育成を」をテーマに、研究授業を行いました。授業を行った先生が指導しているバレーボール部での実体験をもとにして、「あいつの声援」という資料を作成しました。
この資料では、「大会でミスを繰り返しイライラしてしまう月島」「その月島に厳しく声を張り上げる日向」「声をかけたいがどう声をかけていいか戸惑う山口」の3人の立場を取り上げます。相手の気持ちを考えて行動するということは、多くの中学生にとって簡単なことではありません。よく言えば素直に、悪く言えば相手の気持ちを考えずに自分の思ったことを表現する生徒も多くいます。しかし、集団生活の中で相手を思って行動することは必要なことであり、学校生活を通して他の人とのかかわり方を学ばなければいけません。
この資料には、自分が苦しいときでも相手のことを考え、行動できる生徒がいれば、よりよい集団になれるのではないかという思いが込められていました。部活動だけでなく、学校行事やクラスの中でも起こり得ることであり、自分たちならどうするかを真剣に議論する生徒の姿がありました。
【生徒たちの感想】
○私は山口の立場に近くて、なかなか友達に意見を言えないことがあります。でも正しいと思うことは強気になって声かけができるようにしたいです。そのためには、日頃から友達の悪いところではなく、よいところをたくさん見つけられるようにしたいです。
○私は仲間に声をかけるとき、感情的になってしまうことがあります。しかし、相手のことも考えて優しく声をかけられるようにしたいと思います。また、クラスがうまくいっていないときこそ声を出してまとめられるように心がけ、合唱コンクールの練習も取り組んでいきたいと思います。
○月島は試合に出られない仲間のことも考えて、もう少し努力すべきだと思いました。試合に出ている以上、責任をもって取り組まないといけないと感じたので、私も自分のことだけでなく、周りの仲間のことも考えて行動していきたいと思いました。