モラルBOX日記

【豊田市立九久平小学校】コンビニのごみ箱が語るもの

公開日
2018/04/03
更新日
2018/04/03

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 6年生の道徳の授業で、「モラルジレンマ」の授業を行いました。
 内容は、ある町のコンビニのごみ箱が利用者のモラルの低さにより、店長がごみ箱を封印します。その行為に「賛成」または「反対」の立場にたって話し合いをしました。
 賛成派は、家庭ごみを持ち込む利用者のマナーの低さをあげ、反対派は一部の客のやることでごみ箱の撤去はやりすぎで、客の便利さを考えるべきという点から話し合いが進みました。
 友達の意見や授業者が学校近くのコンビニ店のオーナー、学生アルバイトに聞き取った内容を受けて、最初は「賛成」だった子が授業の終わりには「反対」に、またその逆のパターンの子も見られました。
 立場は違っても、それぞれが悩みながら考えたことがよく伝わってきました。平成30年度から小学校では「特別の教科 道徳」として教科化されますが、「考え、議論する道徳」が求められています。今回の実践のような「絶対なる正解」はなく、各自が「納得する解」を出す題材も「考え、議論する道徳」を実現するには必要だと感じました。