モラルBOX日記

【みよし市立北中学校】情報とうまくつき合うために

公開日
2018/10/31
更新日
2018/10/31

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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 本校では、1年に2回、1年生と2年生を対象に「情報の取り扱い方教室」を行っています。スマートフォンや情報の取り扱い方によるトラブルを防止するために、以下のような取組を行っています。
 ICTサポーターが自作の資料を用いて、情報の特徴やネット社会の怖さを伝えています。実際に若者が起こしたSNS上での事件を取り上げて、SNSと犯罪が隣り合わせであることを話しました。
 「情報の記録性」については、相手にメッセージを送った場合、直接相手の端末にメッセージが届くわけではなく、一度アプリの運営側のサーバに届いてから送信することになり、自分に都合の悪いメッセージを自分や相手が消去したとしても、サーバには記憶されている。SNSに発信したものは「全ていつまでも残り続け、誰が書き込んだかは調べればすぐ分かる」と、生徒が知らなかったことを分かりやすく説明していただきました。
 さらに、SNS上に書いたことが犯罪になるということも指導しました。人を特定して誹謗(ひぼう)中傷すると侮辱罪、本当かうそか分からないうわさ話を書き込むと名誉毀損(きそん)罪になるなど、犯罪になりうる書き込みが世の中にはたくさんあり、身近にあることを指導しました。
 最後に、「一つの書き込みで人生が変わってしまう」とまとめ、生徒は簡単に扱っている情報の重さを実感したことと思います。
 「情報の取り扱い方教室」を終え、生徒は「相手の気持ちを考えずに送信してしまうと両親も責任をとらなくてはいけないので、重みがあると考えました」「少し悪口や相手の嫌がることを言うだけで、その後の人生に影響を与えてしまうから、便利ではあるけど危険なものだと思いました」と、簡単で便利なSNSの危険性を振り返りました。