【豊田市立四郷小学校】思いやりの気持ちを育てるファミリー活動
- 公開日
- 2019/01/29
- 更新日
- 2019/01/29
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
四郷小学校では、「集団生活の中で、お互いに協力し合ったり認め合ったりして、相手を思いやろうとする気持ちを育てる」ことを主なねらいとして、縦割り活動(ファミリー活動)に力を入れ、年間を通して活動しています。全校を24の縦割りグループ(中ファミリー)に分け、二つを合わせた大ファミリー、二つに分けた小ファミリーの三つのパターンで実施しています。主な活動は、ファミリー遊び、ファミリー遠足、四郷っ子フェスティバルの三つです。これらは四郷小の伝統であり、四郷っ子はファミリー活動をとても楽しみにしています。
1 ファミリー遊び(5月・7月・9月・1月)
年に4回、縦割り行事のない月の四郷タイム(2限と3限の間の長い休憩時間)に実施しています。ファミリー全員が楽しめるようにと、事前に高学年が知恵を出し合い、ルールなどを工夫して、遊びの計画を立てています。25分間という短い時間ですが、終わった後には「楽しかった」という感想や、「ありがとう」という感謝の言葉が聞かれ、笑顔のあふれる時間となっています。
2 ファミリー遠足(6月)
四郷小の近くにある運動公園へ出かけ、一緒に弁当を食べたり遊んだりします。行き帰りは、低学年と高学年が並んで歩きますが、手をつなぎ励ましたり体調を気遣ったりしながら歩く高学年の姿からは、優しさや頼もしさが感じられます。楽しく会話をしながら弁当を食べた後には、大きな広場で、「鬼ごっこ」や「だるまさんが転んだ」など、ファミリーごとに決めた遊びで思いっきり体を動かし楽しみました。帰り道では、「楽しかったから、また来たい」という感想が多くの子から聞かれました。
3 四郷っ子フェスティバル(12月)
大ファミリーで一つの出店(ゲーム)を行います。出店の計画・準備は、5・6年生が縦割りの時間を使って手際よく進めます。お昼の放送で、出店のPRをファミリー長が行いましたが、それを聞く下級生からは、フェスティバルを心待ちにしている様子が伝わってきました。「空き缶積み」や「人間すごろく」など、ファミリーごとに考えた出店のゲームは、ファミリーを低中高の人数が均等になるように分け、合計得点をファミリーごとに競う形式であるため、当日はお互いにアドバイスし合ったり励まし合ったりする姿が見られ、とてもほほえましい活動になりました。
これらの取組を通して、高学年の児童にはリーダーとしての自覚が芽生え、下級生に対して思いやりのある言動や指導力・責任感・行動力も養われています。また、低学年の児童は、高学年の児童を慕い、協調性も身につけていきます。今後も、ねらいと成果を明確にして、心が通い合うファミリー活動に取り組んでいきたいと思います。