モラルBOX日記

【豊橋市立岩田小学校】 観劇会「いのちのまつり」

公開日
2019/02/25
更新日
2019/02/25

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 岩田小学校は、全校児童855名のうち約2割の214名が外国籍の児童です。ブラジルやフィリピンなど、様々な国籍の子がともに学び、生活しています。転編入児童も多く、中には、日本語が全くわからない子もいます。しかし、どの国籍の子であっても岩田小学校の仲間として受け入れ,言葉は通じなくても一生懸命に声をかけ、積極的にコミュニケーションを図ろうとするすてきな姿があふれています。学校の歌として歌われている〜岩田っていいな〜の歌詞に「いろんな違いはあるけれど、お互い支えてみんな仲よし」は、まさに岩田の子供たちの姿を表したものとなっています。このような環境の中で過ごす日々の生活は、子供たちの心の成長につながっています。
 10月に劇団を招いて、観劇会を行いました。劇の内容は「いのちのまつり」というタイトルで、小学生くらいの男の子が親との関わりの中で、様々な心の葛藤が生まれ、自分の存在を見つめ直していくものでした。自分の命は、父の父(おじいちゃん)からつながっていて今の自分がいることに気づき、弟が産まれることで新たな命の誕生にふれ、命の大切さを感じるものとなりました。日本語がわからない外国籍の子たちであっても、役者の表情や演技にくぎ付けとなって見ている様子でした。
 子供の感想には、「自分の命を大切にしようと思った」「自分も親とよくけんかをするけれど、自分のために言ってくれていることだと思った」などがあり、自分について考える機会になりました。
 日々の生活でも多くの人(命)と出会うことができる本校で、これからも命の大切さを学び、心の成長を育んでいきたいと思います。