モラルBOX日記

【東浦町教育委員会】心の教育推進活動(平和教育)

公開日
2025/11/05
更新日
2025/11/05

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 東浦町では、小学生国内研修事業として、防災や平和に対する意識を高め、命の尊さについての理解を深めることを目的に、町内の小学校児童代表を広島市、神戸市に派遣しています。今年度も7月24日(木)、25日(金)の日程で行われました。

 今回は1日目の広島市での様子を紹介します。8月6日に行われる広島平和記念式典へ向けて準備が進む中、原爆ドーム、平和記念資料館の見学を行いました。一瞬にして大事な人を奪われてしまった悲しさ、戦争の悲惨さを資料の見学を通して感じとり、一言も話すことなく真剣に見学する姿が見られました。資料館での研修後、宿舎にて被爆者の方から体験講話を直接聞きました。貴重なお話に子どもたちも心を揺らし、戦争について平和についてこの先、語りつないでいくことを決意したようです。子どもたちは、「平和の原点は心と心のふれあいが大切という言葉が心に残った。」「親を亡くしたら、今の私に同じことができるだろうか。」「何げない日々が私の想う平和」「悲しい思いばかりの戦争を二度と起こさないために伝え続けていく。」などとの感想を寄稿文集に表していました。

 9月には今回の研修で学んだこと、新たに考えたことの報告を代表児童が通う各学校で行いました。町役場玄関前のスペースには、研修報告書が掲示され、町民の方への発信も行いました。事業に参加した代表児童が中心となって、本当の平和について考え、平和な世界を作っていくことを期待し、今後も事業を継続していきます。