【岡崎市立河合中学校】スマホ・ケータイ安全教室 人権教育
- 公開日
- 2019/03/25
- 更新日
- 2019/03/25
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校では、毎年、「教育講演会」を実施しています。家庭教育で困っていることへの解消、現状の問題に対しどう子供と向き合っていくべきなのかを専門家から意見を聞くことを目的としています。毎年、多くの保護者が参加し、これからの家庭教育に向き合うきっかけをつくってきました。
今年は、「スマホ・ケータイ安全教室、人権教育」を行いました。「子供にスマートフォンをねだられているけれど、何歳から渡してよいのか分からない」「自分の子供の周りの子供たちも、みんなスマートフォンを持ち始めてるけれど、持たせるのは心配」など保護者会などの面談により、このような保護者の声をききました。
講話の中では、インターネット利用環境実態調査によると、2017時点でのスマートフォンの所持・使用率は、小学生が29.9%、中学生が58.1%にものぼっているという話。また、今の子供たちは、生まれたときからスマートフォンが周りにあるのが当たり前な世代。幼い頃から間違ったスマートフォンの使い方(歩きスマホ、SNSでの炎上投稿 など) をしている大人を目にしながら育ってきた子供たちに対して、今新しい形のスマートフォン教育の在り方が特に問われてるという話をされました。
今回は、そんな悩みを少しでも解決するために、子供にスマートフォンを持たせるに当たり、決めなければいけない大切な五つのルールが紹介されました。
1 家族全員で話し合ってルールを決める
2 スマートフォンの使用時間・使用場所を決める
3 ネチケットやインターネット・モラルを身につける
4 スマートフォンのカメラの使い方と写真共有
5 子供と親の間で結ぶスマートフォン契約書
生徒からは、「写真は楽しいけど、一歩間違えると一生の後悔のもとにもなることが分かった。スマートフォンのカメラの賢い使い方について親と話し合う機会はなかった」
保護者からは、「スマートフォン契約書を作ることで子供のスマートフォンへの依存度が減ってくれたらよい。親にも契約書が必要」などの意見を聞くことができました。
生徒と保護者が一緒になって考えることができ、これからの教育を考えるきっかけになったようです。来年度もこういった家族のつながりを大事にした活動を行っていきたいと考えます。