【岡崎市立愛宕小学校】きまりについて考える(3年)
- 公開日
- 2019/06/28
- 更新日
- 2019/06/28
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
3年生で、「きまりのない国」という教材を使って、道徳科の授業を行いました。
きまりや約束ごとを守ることが苦手な主人公が、妖精に「きまりのない国」に連れていかれ、様々な体験をしました。公園では、サッカーをする子となわ跳びをする子が入り交じり、けがをしそうになりました。遊園地では、入場の列が守られず、押し合いのけんかになりました。そんな様子を見て、もとの国に帰りたいと思ったとき、交通ルールを無視した自動車に、はねられそうになりました。
授業の導入では、「『きまりのない国』へ行けたら、ずっと遊んでいられるし、勉強もしなくてよい」など、主人公の気持ちに共感する意見が多く出されました。しかし、主人公が次第に困惑していく様子を見て、「きまりがあるから、安全に暮らせているのではないか」「みんなが約束を守るから、学校で友達と楽しく過ごせるのではないか」という意見が出るようになり、きまりを守ることの大切さについて活発な話合いができました。さらに、地域では、ごみの分別や収集日が決められていることが挙げられるなど、学校生活以外でのきまりにも気づいた児童もいました。
振り返りには、「きまりはなくてはならない」「きまりを守ることで、みんなが安全に楽しく生活できるようになると思う」「これからも、きまりを守って生活したい」と書かれていました。
きまりの意味を理解し、自分たちの日常生活につなげる有意義な学習となりました。