モラルBOX日記

【安城市立桜林小学校】3年「ありときりぎりす」の授業実践

公開日
2019/08/30
更新日
2019/08/30

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

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 本校では、主体的・対話的で深い学びの実現に向けて、聴き合い、考えを深める子の育成を目指して研究に取り組んでいます。平成29年度より外部講師を招いて、新学習指導要領に基づいた道徳科の授業展開や評価について研究を進めています。30年度は「ありときりぎりす」を教材にして、「親切」について考えました。
 「もし自分がありだったら、きりぎりすを見たときどうしますか」という発問に対して、「きりぎりすがかわいそうだから食べ物をあげる」という寛容な意見が多い一方、「自業自得だから、ほかっておく」「遊んでいたのだから仕方がない」という厳しい意見もでました。
 教師より、「きりぎりすは、いったいどんな気持ちでいるだろう」と問いかけ、新しい視点を与えたところ、きりぎりすも遊んでいたことを後悔しているに違いないと考えを深めていきました。また、「これまで、自分のことしか考えてなかったけれど、相手の気持ちになって考えてみたら、親切にしたいと思った。来年の夏は自分で集めてね。と言って今回はあげる」という意見が出ました。相手の気持ちを意図的に考える場を設けることで、進んでやさしくしようとする心情を高めることができました。