【西尾市立幡豆小学校】道徳科の授業実践の様子
- 公開日
- 2019/09/02
- 更新日
- 2019/09/02
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
2年生は、教材「黄色いベンチ」を通して、みんなで使う物を大切にし、自分もみんなも気持ちよく過ごせるためにはどうしていけばよいのかを考えました。まずは場面発問をし、その後にテーマ発問で価値に迫れるように工夫しました。また、板書を横書きにし中央に核となる主発問がくるように板書計画を立てました。こうすることで導入で触れた、身の回りにあるみんなで使う物に戻って「自分ごと」として振り返ったとき矢印を引きやすくなり、子供の思考がリンクしやすく、思考の流れが分かる板書となりました。
45分の授業の中で、子供たちが一番集中したのは、みんなで使う物の写真を見せたときです。そのときに大切に使えていない物の写真も含ませたことで、これまでの自分を見つめられるようにしました。
テーマ発問では、「こうしたらよい」ということをたくさん発言していましたが、実際はそうではない自分たちの教室やトイレ、図書室、体育器具庫の一輪車の片付け方を写真で見て、教材に出てくる主人公のように「はっ」としていました。子供たちは、頭の中では分かっていても、そのことをできない弱い部分をまだまだもっています。問題解決型の学習を取り入れることで、問題場面に対する自分なりの考えや解決策をもつことができました。
今後も、主体的によりよい行動の仕方を身に付けさせることができるよう、様々な手立てを講じ、計画的に進めていきたいと考えています。