【春日井市立大手小学校】2年生道徳科授業「およげないりすさん」の実践
- 公開日
- 2019/09/26
- 更新日
- 2019/09/26
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
2年生の道徳科で、資料「およげないりすさん」を用いて授業を行いました。
資料の内容は、「かめさんたちが、池の中の島で遊ぶ相談をしているところに、りすさんがやって来ました。自分も連れて行ってほしいと頼みますが、かめさんたちは、りすさんが泳げないことを理由に置いていってしまう」というものです。
この資料は、「公正・公平・社会正義」を内容項目とし、個々がもつ能力を理由として不公平な接し方をするのではなく、能力の有無にかかわらず、誰に対しても公正・公平に接することの大切さを考える内容です。
本実践では、「深い学び」となるように、「まず、自分の考えを明確にもつ」「議論していろいろな考え方を知る」「再び自分の考えを明確にする」という道徳科の授業を目指しました。
「『やっぱり、りすさんがいた方がいいね』と言ったとき、かめさんはどんな気持ちだったと思いますか」と発問し、「かめさん」の心情の変化を多面的、多角的に追うことで、みんなと仲よくすることや、誰にでも公正・公平に行動することの大切さについて、考えることができました。
終末で、今日の学びを日頃の生活でどう生かすか考え、ワークシートにまとめました。子供たちの振り返りには、「ドッジボールのとき入れてと言われたら、ことわらずに入れてあげたいです」「おにごっこで一人ぼっちにしないで、一緒に遊びたいです」「友達は、すごく大切だと思いました」との意見があり、本授業のねらいとする道徳的判断力、心情をより深めることができました。