モラルBOX日記

【愛西市立市江小学校】多様な考え方を認め合い、考えを深める道徳科の授業

公開日
2019/10/02
更新日
2019/10/02

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 本校では、多様な考え方を認め合い、自分の考えを深めることができる児童の育成を目指し、発問の工夫と、自己とは異なる考え方を互いに語り合う場の工夫を行っています。
 2年生「なかよしだから」の授業では、相手のことを考えて、友達を大切にし助け合っていこうとする態度を養うことをねらいとしました。主発問を、「あなたが実君だったら、教えますか、教えませんか」とし、自分事として捉えさせることで、児童は主体的に考えている様子でした。「心情バロメーター」を使用し、全員に自分の考えをもたせ、それを互いの意見が見えるように、理由とともに板書にまとめました。「仲よくし、助け合う」という意見から一歩踏み込んで、「友達と互いに理解し、信頼し、助け合う」へつなげたいという教師の思いから、「野球のカーブを教えるのと勉強を教えるのとは違いますか」という補助発問や、友達だからこそ宿題を教えなかった実君に対して、「2人は本当の友達だと思いますか」と補助発問し、「相手のことを考える」に思いが至るように展開しました。自分とは異なる意見から学び、自分の考えがどのように変化したかを話したり書いたりできました。
 日頃、安心して自分の意見が言え、人の話を聞けるような雰囲気作りを心掛けて授業を行っています。朝学の時間を利用した「なるほどトーク」の実践等により、児童に聴く・話す態度を更に身に付けさせ、「考え、議論する道徳の授業」を目指していきたいと思います。