【豊田市立藤岡中学校】「人権を理解する作品コンクール」に関連させた道徳科の授業
- 公開日
- 2019/11/05
- 更新日
- 2019/11/05
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校の3年生では、「人権を理解する作品コンクール」に関連させた道徳科の授業を行った。
まず、「人権」という言葉から思い浮かぶことを発表させたところ、社会科で学習した「基本的人権」についての発言や、「差別をしない」「いじめをしない」などの発言があった。
そこで、生徒にとって自分事として捉えやすい「いじめ」に関して考えることを提示し、教科書の教材「無実の罪」を読ませた。生徒は、周囲の疑いや偏見に苦しんでいた主人公が、少しずつ前向きになり、それとともに周囲との関係も改善されていった物語であることを押さえた上で、「主人公を変えたものは、何だったのか」について話し合った。道徳ノートに自分の考えをまとめた後、班ごと、学級全体と時間を区切って意見交流をさせた。「一人でも、声をかけ続けてくれた存在があったから」「自分を信じてくれる人がいたから」「友達の支えがあったから」「自分の負けそうな気持ちと戦えたこと」「主人公が勇気をもって行動したから」というように、周囲の人の支えについての考えと、主人公自身についての考え、大きく分けて二つの考えが出された。
本時の授業を基に、人権に関する標語を書かせた。偏見や思い込みをなくそうという呼びかけや、友人を信じ励ます人になりたいという決意、つらい状況に負けないでと励ます作品ができあがった。