【愛西市立佐屋小学校】「本当の友達とは何か」を考えよう
- 公開日
- 2019/11/11
- 更新日
- 2019/11/11
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校の道徳科の時間には、友達の考えのよさや相違に気付くことで、考えを深めることができるように授業を行っています。
本校の6年生で、「ロレンゾの友達」の題材を通して、「本当の友達とは何か」を考える授業を行いました。「罪を犯したと疑われている友達が、無実だと分かったとき、友達を疑ってしまった3人には、どんな思いがあったのか」を考える場面では、一人一人がじっくりと自分の考えに向き合うことができました。「疑っていたことを伝えてしまったら、友情がこわれるかもしれない」「疑っていたことを話したら、友達を傷つけてしまう」「友達を疑ってしまった自分が恥ずかしい」などの意見が出され、意見を交流する中で新しい価値観を見いだしたり、共感したりしていました。
振り返りでは、「友達関係を悪くすることは言わない」「疑っていたことを伝えても、許してくれるのが本当の友達」「自分も信じてもらえて、相手のことも信じられるのが、本当の友達」などの記入があり、本時のはじめと比べて考えが深まった児童が多くいました。友達のいろいろな価値観を知る有意義な時間となりました。これからも、友達の考えのよさや、相違に気付くことで考えを深められるよう、「考え、議論する道徳」に取り組んでいきたいと考えます。
教員同士の力量向上のために、本校では、一人一授業実践に取り組み、授業実践・研究協議会を随時行っています。子供たちの声や思いを教員全体で共有するために、今後も、学校全体で研究していきたいと思います。