【日進市立日進東中学校】「考え、議論する道徳」の研究として
- 公開日
- 2019/11/22
- 更新日
- 2019/11/22
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本年度、本校では、現職教育のテーマとして「自信を育む考える授業の創造〜自己、他者、教材との対話を通した深い学び〜」をテーマに、授業作りに取り組んでいる。道徳科の授業においても、自己、他者、教材との対話を通した深い学びができるような活動を積極的に取り入れている。
2年生で実践した「違反摘発」では、父の危篤の連絡を受けた男性が、制限速度を超え走行したため、警察に検挙され、父の最期に立ち会えなかった話と、病院に急いでいる人の車にはねられ、亡くなった遺族の話を題材に、法を守ることの大切さについて考えた。個人の名前を記した「ネームプレート」を使い、自分自身の意見をクラス全員に分かるようにし、グループで討論する際の意見の交流を円滑にし、考えを深めさせる取組を行った。また、班ごとにホワイトボードを使用し、出された意見を記入し、黒板に掲示することでどのような意見が出ていたのかを、クラス全員に確認させた。それぞれの話を聞いて、自分はどう思うのかという話合い活動を行い、その結果から、自分の考えの変容を全体に表すことで、他者の意見の変容を感じたり、考えを深めたりするきっかけを作っていた。生徒にとって「法やきまりが存在する意義」について、理解したり、自らの義務を果たそうとしたりする姿勢を育むことのできる実践となった。