モラルBOX日記

【蒲郡市立大塚中学校】学校保健委員会「今の自分が、一歩踏み出すために」

公開日
2019/12/09
更新日
2019/12/09

心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)

 11月30日、全校生徒と保護者を対象に、学校保健委員会「今の自分が、一歩踏み出すために」を開催しました。保健委員、養護教諭、スクールカウンセラーが、それぞれの役割分担に従って会を進め、有意義な時間を作り出してくれました。
 本校の生徒たちは、とても素直で明るく人なつっこい性格です。しかし、引っ込み思案であったり、はじめてのことに躊躇したりする面があります。また、自己肯定感が低い生徒も多くいます。そこで、「学校保健委員会を自分と向き合う時間にしたい。エゴグラム(性格診断法)を通して自分の性格を客観的に見ることで、今の自分の状態を知り、自分を成長させるツールとして活用させたい」と願い、学校保健委員会を企画しました。
 会は、(1) エゴグラムについての説明と解説(保健委員)、(2)ドラえもんに登場するキャラクターのエゴグラムを見て、彼らに対してのアドバイスをする(養護教諭による示範後、自分の考えをグループで出し合う)、(3)自分から自分へのアドバイスをする、という流れで行われました。生徒一人一人が考える場面と、グループで考えを出し合って発表する場面があり、生徒が意欲的に取り組むことができるように計画されていました。また、ドラえもんのキャラクターにアドバイスをするというステップをとることで、エゴグラムの活用の仕方や、行動目標の立て方を把握し、自分自身へのアドバイスにしっかりと向かうことができていました。そして、スクールカウンセラーからは、「自分で、自分をコントロールすることができる。変えることができる」というアドバイスをいただきました。その言葉をしっかり聞いている姿から、自分を成長させていこうという生徒たちの強い思いを感じました。
 生徒の感想には、「自分の性格は、少しかたいのかなあと思いました。誰かと話すとき相づちを打ったり、話の内容を明るくしたりしたいと思いました」「エゴグラムをする前は、当たらないと思っていたけれど、当たっているところがたくさんありました。私は自分の気持ちをみんなの前で出すことが苦手です。アドバイス用紙に、テンションを上げるとよいと書いてあったので、自分の思ったことを言葉にしたり、気持ちや態度に表したりしたいです」とありました。
 エゴグラムという自分を成長させるツールを知ることができ、自分を客観的に見て成長させていこうという意欲が増したすばらしい会になりました。