モラルBOX日記

【稲沢市立牧川小学校】みんなが自由に楽しめる公園とは?

公開日
2019/12/09
更新日
2019/12/09

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 5年生の道徳科の授業で、「みんなの自由な公園」という教材を通して、自由と責任について考えました。まず導入では、「自由な公園」のイラストを見て、自分ならどこで、どんなことをしたいか発表しました。
 次に、自由な公園で起こる出来事について映像資料を視聴しました。誰でも自由に楽しめることを願って作られた公園で、いろいろな人が自由に過ごしています。「サッカーをする子供たち」「犬の散歩をする老夫婦」「ベンチでくつろぐ赤ちゃん連れのお母さんたち」「演奏の練習をするバンド仲間」。しばらくすると、互いに不満が噴出します。不満を解決し、みんなが快適な公園にするために、子供たちは、管理人の立場で考えを話し合いました。
 初めは、「ルールを決めて、様々なことを禁止する」と言っていましたが、話し合う中で、「禁止にしたことで、『自由』ではなくなってしまうことがある。ならば、どうすれば『自由』な公園にできるか」と悩みながらも真剣に考えました。
 授業後の振り返りでは、「ただ自分の思いを言っているだけでは、自由になれない。逆にルールを作れば、また自由になれない。自由はすごく難しい」と感想に書く児童がいました。
 授業を通して、互いの自由を尊重することの大切さについて考えることができました。