モラルBOX日記

【安城市立桜町小学校】生命の尊重「どきどき どっきんぐ」

公開日
2020/03/11
更新日
2020/03/11

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 本校の特別支援学級で、生きていることを喜び、生命を大事にしようとする心情を育むことをねらいとして「どきどき どっきんぐ」の授業を行いました。
 まず、紙芝居を見て「どきどき」とは何か考え、意見を発表しました。走ったときや緊張したときの経験から考えるようにしました。
 児童は、「どきどき」した経験はあるけれど、どこが「どきどき」しているか分かりません。そこで、「どきどき」が聞こえる道具があるよ、と聴診器を出して、「どきどき」探しをしました。予想は、おなか、手の甲、鼻、服、どこにもない等、様々でした。児童は、聴診器を自分のおでこ、手の甲、手のひら、おなか、友達の背中など、いろいろな所に当てて試していました。「どきどき」があったところに、ドキドキマークを貼って視覚的に分かるようにしました。自分や友達、お母さんにも「どきどき」があることが意識できるようにしました。
 次に、学校のウサギに聴診器を当てることで、身近に生きているものがいることを感じられるようにしました。学校のウサギは、「どきどき」したけれど、ぬいぐるみのウサギは、「どきどき」しなかったことを例に、「どきどき」するのは、どういうことかを考えました。
 「どきどき」したものと、しなかったものの違いを二択で尋ねることにより、違いを考えました。「Aくんは、どっち?」「Bさんは?」「桜町のシンボル、サッキーくんは?」などと比べることで、自分が「生きている」ものに入っていることを理解できるようにしました。タブレットで動物の「どきどき」を聴くことで、「生きている」ものを広く考えられるようにしました。
 最後に、気持ちよく「生きる」には、どうしたらよいかを考えました。「気持ちよく=笑顔で過ごす」を確認して、よりよく生きるための行動について、自分の思いを話しました。
 今後も、児童の発達段階に沿って、自分のこととして考えられる授業実践に取り組んでいきたいと思います。