【みよし市立緑丘小学校】3年生「ごめんね」の授業実践
- 公開日
- 2020/02/03
- 更新日
- 2020/02/03
道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)
本校では、児童の心を育て、よりよい生き方につなげるために、児童が主体的に考え、いろいろな見方や考え方に出会い、道徳的価値についての考え方を深められるような授業実践に取り組んでいます。道徳科の時間は、毎回、座席をコの字型に配置し、ペアやグループでの話合いを積極的に取り入れるようにしています。また、児童の多様な思考を引き出すために発問や板書を工夫しています。
3年生「ごめんね」の授業実践では、「正直でいることの大切さ」について考えました。資料は、友達が持ってきたメダカの入った瓶を落として死なせてしまった「わたし」が、葛藤の末、相手に真実を伝え、謝ることができたという話です。正直に謝ろうと思いながらも、すぐに言い出せなかった「わたし」が「正直でありたい」という思いからやっと言えたとき、心が晴れ、すっきりした気持ちになります。授業では、「なぜすぐに謝ることができなかったのか」また「最後に謝ることができたのはなぜか」についてみんなで話し合いました。児童は、「叱られるから」「嫌われるから」という主人公の不安な気持ちに共感しながらも、「人の物を壊したら謝らないと」「友達の物だから。相手が悲しむから」など、相手の気持ちを考えて正直に謝った方がよいという意見が活発に出されました。また、「隠していたら自分の心がもやもやする」「謝らなかったらすっきりしてよい気持ちにならない」など、正直に話すことが、相手のためだけでなく自分のためになることにも気づくことができました。
今後も、児童が考え議論し、価値についてより考えを深めていけるような授業の実践に努めていきたいと思います。