【大府市立大府小学校】情報モラル授業「気が付かないうちにこんなに…!?」
- 公開日
- 2020/03/09
- 更新日
- 2020/03/09
情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)
本校の児童アンケートの結果では、スマートフォンやパソコンの利用率は、かなり高くなっています。使用用途は、動画視聴とゲームが多く、インターネットで顔の見えない相手とつながる機会も同時に増えています。また、使用時間も長くなっており、健康指導とともに、情報モラル指導は急務です。情報化社会は、急速に進化しており、児童もその波に乗り、知らない間にトラブルに巻き込まれることも懸念されます。
トラブルに関する具体的事例、ルールについては、家庭だけでなく学校でも指導すべきことです。本校では、学活と道徳科の時間に、情報モラル指導を行っています。今回は、6年生の実践を紹介します。
本実践では、教材「気が付かないうちにこんなに…!?」で、スマートフォンで課金するゲームについて気を付けるべきことを学習しました。ゲームのアイテムやトークアプリのスタンプのような、手元に形として残らない買物は、買い過ぎないように気を付けられるようになることがねらいです。
無料ゲームのしくみを知り、有利に進めたり楽しんだりしたいときの気持ちや、課金した経験や家庭のルールについて話し合いました。手元に形に残らないものは、無意識に買い過ぎ、実感がわきにくいという怖さを児童は感じたようです。
ふだんから、課金や請求メールの表示画面については、自分で判断せずに、必ず大人と相談することや、家庭でルールを決めることなどの重要性を確認しました。本教材は、トラブルの具体的事例をアニメーションを通して学ぶため、「もしも自分がトラブルに巻き込まれたらどうなるか、または、巻き込まれないようにするためにはどうするべきか」など、現実的な対応法が学べたようです。
今後も、より具体的に授業で学ぶ機会をつくり、危機意識をもちながらも安全に情報機器を活用できるように、情報モラル教育に取り組んでいきます。