モラルBOX日記

【蒲郡市立蒲郡西部小学校】だれもが住みやすいくらし ~パラリンピックに願いをこめて〜

公開日
2020/03/10
更新日
2020/03/10

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

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 2020年は、東京オリンピック・パラリンピックの年です。パラリンピックは、今では広く知られていますが、そうなったきっかけは、1998年の長野冬期パラリンピックにあります。資料の主人公である大日方邦子さんが、アルペンスキーで金、銀、銅メダルを獲得し、パラリンピックが人々から注目されるようになりました。子供の頃の交通事故で両足が不自由になった方です。
 授業の始め、足の不自由な人が座ったまま滑ることができる一本足のチェアスキーの写真に、子供たちは関心を寄せました。簡単そうに見えても、チェアスキーを模した不安定な椅子に座ってみると、「両足がきつくなる」「椅子が不安定で怖い」と、口にしました。
 そうしたスキーを使って競技に取り組む主人公は、冬期パラリンピックをきっかけに生まれてきたバリアフリーの気運を更に盛り上げようと、競技を続けるとともに講演活動等も行い、「障害のある人のことをもっと多くの人に知ってもらいたい」「障害のある人とない人の心の溝をうめ、もっと誰もが住みやすい社会にしたい」との願いをもちました。
 そうした思いを受け止め、身の回りのバリアフリーについて、子供たちは話し合いました。「バリアフリーのことをもっと知っていきたい」「障害のある人とも他の人と同じように、もっと接していきたい」「心のバリアフリーが大切だと思った」等、自分たちにできることはないだろうかと考え、感想を発表する姿が見られました。