モラルBOX日記

【豊橋市立中野小学校】「おもしろければいいの」授業実践

公開日
2020/03/11
更新日
2020/03/11

道徳科の授業実践(モラルBOX掲載用)

 本学級の児童は、社会科で「情報」について学習した。身のまわりにあふれる情報は、便利ではあるが、正しい判断で使用しないといけないことを学んだ。
 今回の授業、「おもしろければいいの」は、友達への配慮を欠いた学級新聞と、友達への思いがあふれ、読む人もうれしくなるような学級新聞を比較し、考えさせることで情報を発信する側のモラルを考える授業になった。子供たちに、「どちらがよい新聞か?」と聞くと、全員が後者の新聞であった。「なぜそう思うのか?」と聞くと、「書かれた人が悲しむ情報になっている」「読んでいてもおもしろくない」「自分がおもしろいと思っても、相手を傷つける内容は書いてはいけない」など、相手を気遣う答えが返ってきた。
 情報は、発信する人、記事に書かれる人、読む人と様々な方向から考えることができる。今回の教材で、自分の発信したものは正しいのか、また自分が行動することで誰から傷つかないかなど、多面的に考えることができた。
 今後、情報は更に膨大になっていく。本時の授業で、情報を大切に正しく扱うための判断力を与えることができた。