モラルBOX日記

【岡崎市立豊富小学校】スマホ安全教室

公開日
2020/03/12
更新日
2020/03/12

情報モラル教育実践(モラルBOX掲載用)

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https://asp.schoolweb.ne.jp/2340010/blog_img/10518824?tm=20240815153205

 本校では、ここ数年、高学年とその保護者を対象に「スマホ安全教室」を行っている。子供たちの何げない会話の中から、スマートフォンやタブレット端末を利用して、SNSでのやり取りや動画の視聴をしていることを感じる場面も多く、インターネットが、子供たちに浸透していることが感じられる。しかし、多くの子供たちは、目先の面白さのみが優先され、便利さの裏にある様々な危険について漠然と理解していても「自分は大丈夫」と人ごとと思っていると考えられる。そこで、スマートフォンやタブレット端末を利用したSNS上でのやり取りの注意や動画の視聴について、警察署の方を講師に招いたり、情報モラルの授業をしたりすることで、正しい情報リテラシーについて学んでほしいと考えた。
 実践では、講師の話の中に、SNS上の「なんで来るの」という書き込みについて、送信者は、交通手段を聞いているのにもかかわらず、受信者は来てほしくないように伝わってしまうという事例を紹介した。子供たちは、「ああ、そういうことか」と顔が見えないやり取りの難しさを理解した様子だった。また、動画や写真の投稿により、写っている物から住んでいるところが分かってしまう危険性についても話があった。動画共有サービスなどの動画投稿サイトを頻繁に見ている子供は、驚いた様子だった。
 子供たちは、この「スマホ安全教室」を機会に、ささいなことからトラブルが起きることが理解できた。今まで、漠然とスマートフォンや動画視聴が危険だと思っていた子供たちは、具体的な事例を知ることで、その危険が身近で起こり得ることだと実感できた。今後も、保護者との連携も視野に入れた情報モラル教育が必要である。