【小牧市立小牧中】テーマ「温かい人間関係づくり」〜体験学習を通して〜
- 公開日
- 2012/06/26
- 更新日
- 2012/06/26
心の教育推進活動(モラルBOX掲載用)
1 はじめに
携帯やパソコンで文字を打ち込み、自分の思いや気持ちを相手に伝えることがあたりまえになってきている。便利な反面、人との関わりの基本である、相手の顔を見て思いを伝えることが減り、それを苦手とする生徒が増えてきている。また人とのコミニュケーションをとること自体が不得手な生徒も増えてきている。
いうまでもなく学校生活では授業をはじめ、すべての活動を「ことば」で、また顔を見合って、表情仕草を通して、意思疎通を図る。相手の顔を見て、相手の気持ちを考え、意見を聞く。自分の考えを精一杯伝えようと試みる。それが難しくなってきている。このことは生徒に限ったことではない。教師間でもときには共通理解不足がゆえに、ぎくしゃくすることもある。教師同士のより望ましい人間関係を築くことが職場に潤いをもたらし、子どもたちの活動へと還元されていく。
生徒と生徒、教師と生徒、教師と教師の人間関係の構築のために本校が取り組んでいる活動を紹介したい。
2 教師の研修
4月と8月に外部講師を招き、全教師が人間関係づくりについての講義をうける。アイスブレークにより教師間の雰囲気が和み、実習を通して普段は見えない教師同士の内面がみえ、より本音で関われる体験をする。それと同時に生徒たちにどう実践させるとより効果があるかを研修する。
3 生徒の活動
教師が事前に体験した実習プログラムを全校一斉に実施する。グループで同じ課題を協力しながら解決していく過程を通じ、人との関わりかたを少しずつ身につけていく。年に3回全校一斉の形で進めるとともに普段の授業においても、意見・考えを発表しやすい(口にしやすい)4人1組の形態や常に多くの仲間の顔を見られるコの字の形態を基本にして取り組んでいる。