【蒲郡市立西浦小】子どもたちの優しさ
- 公開日
- 2012/06/26
- 更新日
- 2012/06/26
ちょっといい話
蒲郡市立西浦小学校は、森と海に囲まれた自然豊かな学校です。タヌキやヘビなども時々顔を出します。年間行事には、自然とふれあう体験が多く位置づけられてきました。最近では、海に親しむ行事が多く計画されています。「三河湾環境チャレンジ 海の環境学習」「アマモの定植、観察会」などはその一環です。自然に親しむ子どもたちには、優しさが育まれています。
ある日の1年生の授業中の出来事です。自然に恵まれた本校では、教室の窓を開けていると、蝶や蜂が教室に入ってくることがよくあります。先日も蝶が教室に舞い込んで来ました。一人の子どもが「あっ、蝶々さんがぼくたちを見に来てくれた。」と喜びの声をあげたのです。子どもたちは、その声を聞き、いっせいに蝶の方に目を向けました。蝶を見つめるどの子どもたちの表情からも、小さなものを慈しむ優しさを感じ取ることができました。教室にほのぼのとした時間が流れました。担任の先生も、そんな子どもたちの純真な心にふれ、何だか心が温かくなったそうです。
また、校内で蝶の死骸や魚の死骸をみつけると、職員室にいる先生に必ず知らせてくれます。死骸を袋に入れて大事そうに持って来てくれたり土に埋めてくれたりする子どもの姿を見ると、命を大切にする心が育っているように感じます。
これからも、地域の方々に見守られ、自然に囲まれ、子どもたちのなかに優しさがいっそう育まれていくことを願っています。