【安城市立安祥中】純真な心
- 公開日
- 2012/07/05
- 更新日
- 2012/07/05
ちょっといい話
私が家庭訪問で学区を回っていると、本校の女子生徒が3人歩いているのを見かけました。下校時刻はとっくに過ぎているし、生徒たちのそばにはよろよろと自転車を引くおじいさんがいました。そこで私は、何かあったのかと思い声をかけました。
生徒の話によると、そのおじいさんは自宅から少し離れたスーパーに自転車で買い物に行き、そこから帰宅する途中だったようです。おじいさんは、もともと足が弱く風も強い日だったので、途中で自転車に乗ったまま横転してしまったそうです。ちょうどそこへ通りかかった3人の生徒は、おじいさんを起こし、体を支えながら家まで送ろうと考えたようでした。そして、おしゃべりをしながら歩き、ときどき休憩を交えながら何とかここまできたということでした。おじいさんの住所を聞くと、それは隣の学区。3人はそれも知っていて、おじいさんの家まで一緒についていくつもりだったようです。
結局、私たちの話を聞いていた近くのお店の人が、車でおじいさんと自転車を家まで届けてくださいました。私が生徒たちに労いの言葉をかけると、「だって、放っておけないもん。」、「私たちは時間があるし。」と言って明るく笑う生徒たち。困っている人を助けたいという3人の純粋な心は、困っていたはずのおじいさんを素敵な笑顔に変えていました。