【新城市立連谷小】グループホームの皆さんをお迎えして
- 公開日
- 2012/07/06
- 更新日
- 2012/07/06
ちょっといい話
本校の中学年は、昨年度「読み聞かせ隊」として学区へ出かけ、絵本の読み聞かせを披露したり、得意な手品や昔の遊びなどをして交流活動をしてきました。ある時は保育園に、またある時は一人暮らしのお年寄りのお宅を訪ねたりもしました。
そしてそうした交流の中で、多くのお年寄りが入居してみえるグループホームのみなさんと子どもたちは仲良くなることができました。中には認知症の方もみえました。訪問当日は絵本を読んだり、一緒に遊んだり、お菓子をいただいたりして、和やかな時間を過ごすことができました。その時に「連谷小ってもうしばらく行ったことがないねえ。学校の中はどんな感じだろうねえ。行ってみたいねえ。」「学校近くの千枚田も見たいねえ。」と話が弾みました。
年度が変わって、今年6月、グループホームの皆さんを学校へお迎えする計画を立てました。
午前中は大変よい天気だったので、最初に千枚田で過ごしていただきました。素晴らしい景色を眺めてもらいながら1年間の米作りについて聞いていただきました。
「田植えをして、稲を刈ってという学校が多い中、自分たちで最初から最後までやるんだね。すごいね。」
「千枚田のお米はおいしいそうだね。お餅つきに来ていいの?うれしい。」
千枚田についての話はつきませんでした。
学校では紙芝居を見ていただいたり、魚つりをしていただいたりと楽しいひと時を過ごしていただきました。紙芝居は読んでいる途中から、
「なんて上手なの。うまいねえ。素晴らしい。」
という声が皆さんから聞こえてきて、子どもたちは「ほめてもらえた」と大喜びしていました。魚つりは、普通ならあきらめてしまいそうな状況にも関わらず根気よく挑戦してすべて釣り上げたり、磁石をうまくずらして釣り上げたりと、その姿から子どもたちはいろいろなことを学びました。
みなさん優しい方ばかりで、温かくふんわりとした時間を過ごすことができました。