【安城市教育委員会】矢作川の上流と下流が結ぶ親の代からの絆〜篠目中学校と根羽中学校による交流活動〜
- 公開日
- 2012/07/17
- 更新日
- 2012/07/17
県教委・市町村教委の取組(利用しない)
安城市教育委員会では、小学校5年生に新城市作手地区(旧作手村)、中学校1年生に長野県根羽村へ、自然教室に出かけます。中学校においては平成24年度もその全日程を終了し、各校がアイデアを生かして、自然の中でしか味わえない貴重な体験をすることができました。
毎年、市内中学校のトップを飾って自然教室に出発するのが、安城市立篠目中学校。今年度で開校30周年を迎えるこの学校が開校時から実施しているのが、長野県根羽村立根羽中学校1年生との交流会です。
篠目中学校1年生が287名であるのに対して、根羽中学校1年生はわずか10名。でも、混成グループに分かれてレクリェーションやゲーム、バーベキュー、歌での親睦を深めていく中で、両校の生徒はいつしか一つになって楽しんでいました。
根羽村は、矢作川源流の村として、古くから河川保護を大切にしています。植林活動や環境保全に取り組み、全村民が下流域の水源確保を常に意識して行動していることが、村の方とお話をする機会をいただくたびに感じます。一方、下流域に住む安城市も、こうした上流域との交流や河川保護の活動を明治用水開削後の100年ほど前から根羽村と協同して続けており、現在も市民レベルでの活動を始め、各機関や団体などが、根羽村の皆様と協力して水源を守る活動を続けています。篠目中学校1年生も、根羽中学校の生徒がこうした活動を続けていることを改めて認識し、自分たちの生活が様々な人によって守られているということを強く感じたようです。
上流域の根羽村民と下流域の安城市民は、まさに矢作川が結んだ運命共同体。安城市教育委員会では、8月3日(金)から行われる安城七夕まつりに根羽中学校1年生を招待し、今度は安城の地で篠目中学校の皆さんとの交流を企画しています。このつながりを通して、篠目中学校の生徒は、同じ中学生としての絆と、同じ自然の恵みを共有する仲間としての絆をいつまでも大切にしていってほしいと思います。
信州日報記事
http://www.anjo.ed.jp/~sasame/D/image/24.45678/kiji.pdf
南信州新聞・信濃毎日新聞 記事
http://www.anjo.ed.jp/~sasame/D/image/24.45678/kiji2.pdf